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斜面上の台車の運動を分析しよう!
~記録タイマーを使いこなそう~
前時の授業で記録テープの処理の仕方はスムーズになってくれていると今回の授業がうまくいくと思います。
今回の実験のポイントはいくつかありますが、まずはグラフ用紙の事前の仕掛けです。前回お伝えした通り、記録テープを貼り付けるために両面テープやテープのりであらかじめ貼る場所を決めておいてください。ハサミで記録テープを切ったらすぐに貼り付ける流れをここでも大切にしてほしいと思います。
これも個人的なこだわりですが、斜面から水平面に切り替わる部分の段差で台車の縁が地面に衝突した衝撃によって運動の様子の記録(打点)が途切れてしまったりもしますので、画用紙(板目紙)などで床と斜面の連結部分を補強しておくといいかもしれません。
昔、この実験を長机の上でやったときにいくつも机の天板を割ってしまったり、傷をつけてしまったりしたことがありました。斜面をきつくしすぎて台車の角が机に激突するという事まで気付けなかったことが悔やまれます。グラフの記録もあまり良くないものだったので、早い段階で気づけばよかったなと反省しています。テープの処理は大変ですが、うまくとれば加速運動と等速直線運動に近い形で徐々に減速している様子を見ることができると思います。
加速運動にだけこだわるのであれば1秒ぐらいかかってゆっくり斜面を下りきるぐらいの斜面の角度で構わないと思います。生徒用のプリントからはみ出てしまう位のスピードだと困りますので斜面の角度についてはもう一言添えておいてもいいかもしれません。テープの処理、頑張ってください。きれいに並べることができたらきっと美しいと思えますよ!
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