top of page

物体のもつエネルギーの原因は?高さ?質量?

~位置エネルギー~

位置エネルギーの実験-1.jpg
位置エネルギーの実験-2.jpg

 位置エネルギーの実験については様々な工夫が報告されていますのでそれを見ながらやってもいいと思います。幸いなことに本校はこれらの実験装置が十分用意されていますのでプリントと同じような形で実施ができています。もし道具がない場合には100円均一でコードカバーとボールを買って、実験道具を作成してもいいと思います。

 

 実験自体は特に難しいところはありませんが、少しでも誤差が少なくなるように役割分担を明確にして専門分野を作って実験するといいと思います。そんなに難しい実験ではないので1人1実験でもいいかもしれません。うまくローテーションしながらデータをとっていきましょう。1つだけ気をつけなければいけない点は、玉が木片に衝突した後に、もう一度ぶつかってしまう場合があります。釘などでストッパーを作っても良いですし、手でストップをかけても構いません。木片の移動距離がきちんと測れていれば問題なく理想的な結果が出てきます。とは言うものの、測定結果は綺麗な比例もしくは二次曲線になるわけではなさそうです。摩擦などのエネルギーロスでうまくいかない場合もありますので、ちょっと苦しいかもしれません。

 

 ポイントとしては高さや質量が移動距離に

関係しているということがわかれば充分かと

思います。高さが低い場合については理想的

な値が出にくいですが、きちんと測っていく

と高さと移動距離の比例関係のグラフが出て

きそうです。もし時間があれば高さのデータ

を1cm刻みでやってみてもいいかもしれま

せんね。

 

それとここでも大科学実験「時速100km

のふりこ」がオススメです。西武ドームでの

振り子の実験です。エネルギー保存の法則の

所でもいいですが、早い段階で興味を持たせ

て欲しいなと思います。

ふりこ.jpg
bottom of page