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電気を活用しよう①
~電流による発熱量の計測~
今回は電気で熱が発生するという話にします。日常生活で家電製品を使うと熱が発生する事はおそらく経験していると思います。ただ、そのことが理科と結びついていないだけなのではと思います。有史以前からヒトは火を使うことによって恩恵を得ていましたが、直近の100年間の人類史で電気から熱を取り出すことにも成功しています。火の持ち運びには危険が伴いますが、電気であれば遠いところに輸送もできます。電気をうまく使うことによって安全に熱をコントロールできているのです。今回の実験では基礎的な実験しかやりませんが、学校にある生活家電を使って電気が熱に変換される例を示してもいいかもしれません。
プリントの左ページのものについては簡単に準備ができると思います。ただし電池のショート回路を使ったり、電熱線や導線が地味にかなりの熱くなることもあるので、指先の火傷に注意です。右ページにはスライダックや電源装置を使ったシャーペン電球の話が載っています。これは今回は演示実験で見せておいて、後日、改めてやらせていいと思います。 個人的なオススメはペルチェ素子です。小さな冷蔵庫やパソコンの中に使われているようです。これは加熱だけではなくて、吸熱(冷却)の反応も感じることができるので、地味にダイナミックで面白いです。生徒たちの予想の上を行く現象が、直に手に取って確かめることができますのでご購入ください。
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